ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

昭和の家。

職場から提示された家は昭和46年築で、今の家より10平米ほど狭い。
間取りがファックスで送られてきた。

なにやらマスコミでは昭和の時代は良かったみたいなのがブームだとか言ってたが
そんなのは当時少年で、それも家事をほとんど手伝わなかった子供だけだと思う。

私の母も、一昨年亡くなった祖母も、今の台所は本当に良いとよろこんでいる。
良かったのは子供の遊ぶ環境と父親の働く環境くらいだ。
それも父親については労働条件の危険な職場もあっただろうから一概には言えないだろうし。

そういうわけで、次に住むであろう家は本当に台所が狭い。
旦那様がくつろぐ和室は広く良い場所に作ってあって、
台所はやたら狭い。
ゴミを置いておく場所もない。
さらに洗面所がない。
洗面も歯磨きも台所で済ますらしい。
朝食の準備はみんなが起きてくる前に全て済ませろということか?

さらによく見ると、洗濯機を置く場所がない。
どうやら浴室に置くらしい。
浴室の入り口は台所の奥にあるから、
台所は脱衣所と洗面所を兼ねているようだ。
ちなみにトイレは和式らしい。

昭和46年といえばまだ電子レンジがないから、台所に電子レンジを置くスペースも
コンセントも考えられていない。せいぜい小さい冷蔵庫と炊飯器が置けるかな、くらい。
それでも工夫してなんとか電子レンジを置くつもりだけど、食器洗い機は絶望的だ。

食器洗い機は、使う前はちょっと贅沢かと思うけど、
使ってしまうと洗濯機と同じ。もう無い生活は考えられない。
体力の無い私としては使えないのはすごくすごく困る。

ちょっと前に、「アーミッシュかっこいい」、なんて言ったから、
神様が「じゃあやってみろ」って言ってんのかな。