「まほろ駅前狂騒曲」
「まほろ駅前多田便利軒」
「まほろ駅前番外地」
と読んできて、このコレクター体質の私が、
残りの一冊(それも完結編と銘打ってある)を
読まないで素通りすることはできなかった。
自らのコレクター体質がうらめしい。
というわけで、完結編。
文庫を買って読みました。
多田が、4才の女の子を1ヶ月半くらい預かることになるのです。
行天は小さい子供が超絶苦手なのだが。
続編ということで1冊目に出てきていた登場人物たちが出てきて、
相変わらずドタバタしたかんじなんだけど、
1冊目の積み残した課題を拾って、きれいに終着してくれました。
めでたしめでたしです。
あと関係ないんだけど個人的には、
こんな理想的な4歳児が存在したらすごいなあ、と。
女の子はおとなしいから育てやすくて良いわねって言われたことがあるし、
駅ビルやショッピングモールで、お母さんが手を放していても
お母さんにちゃんとついてくる幼子を見かけたりするから、
よその女の子はもっとおとなしくて育てやすいのかもしれないし、
何か見つけた瞬間にダッシュしたりしないのかもしれないけど。
ここまで育てやすくて丈夫で適度に幼い女の子だったら
子育ての苦労なんてなくて毎日楽しいだろうな・・・と思ってしまいました。
よっぽどトラウマになってるんだな自分。