「劔岳 点の記」
明治時代に、日本地図を完成させるために、
前人未踏の地であった剱岳に登った測量士チームの話。
とんでもない手間と時間をかけて現地ロケにこだわったらしいのですが、
当時の衣服や重そうな装備品や機器のレプリカを
いったいどのようにして持ち込んだのか、
この映像はいったいどこからどうやって??
だってカメラを置く場所がないよ???
などなど謎が謎を呼ぶ画面のオンパレードでした。
装備品の一覧表とかあったら見たいです。
若干疑問なのはたぶん原作小説がそうなってるんでしょうけど、
あの時代の帝国陸軍がやろうとしてることなのに、
営林署だの村だのが嫌な顔をおおっぴらにできるんでしょうかね。
もちょっと陰湿なかんじでヒソヒソしそう。どうでもいっか。
山岳会が登るルートを探して測量士さんたちは測量するとか
協力しあえばいいのにね。なんて思いながら見てました。
山岳会の皆さんがとってもオシャレ。
ヨーロッパからの舶来品で装備を固めて、
いったいどのような御身分の方々だったんでしょう。
測量チームの、測量に使う機材とか、
測量の目印を造るための木材とか、
地面に埋め込む石柱(!)とか、
登るだけでも大変なのにあれ背負って登山とか
もうホントにありえないです。
私、プロジェクトX大好きだったんです。
この映画も大好きです。
それにしてもねえ。
偉い人というのは大勢いるんだよね。
たとえ一般に名は残っていなくても。
だいぶ前に、山の中に建つ大きな送電設備の塔が
連なって建つのを見た時にも
(これを建てた人、保守管理をしてる人がいるんだな)
と思ったことがあって、その送電設備のことを思い出しました。
ところでこの映画にはメイキングのDVDがあるのだそうで、
すごくすごく見たい。
むむう。
劔岳 撮影の記 標高3000メートル、激闘の873日 [DVD]
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- メディア: DVD