ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「探偵はBARにいる 2」

新聞屋さんに、そのリストに載ってる映画館でやってる映画ならどれでも見られるよというチケットをもらったので、ものすごく久しぶりに映画館で映画を観た。

映画館復帰1作目はもっと音楽メインのものにしたかったんだけど、そういうのはリスト内の映画館でやってなくて、前作がとても面白かったのでこの映画を選んだ。

久々に行った映画館は素晴らしかった。

前にお客さんがいてもちゃんとスクリーン全体が見えるように座席が配置されていて、私でも前に座った人の頭を気にしないで映画に集中できるし、音の広がりや響きが良い。おまけに上映前の諸注意の映像が気が利いてる。

そんなわけで映画館は素晴らしかったんだけど、映画はなぁ・・・。

ストーリーは、ススキノのショーパブ(?あのお店の商業形態は何て呼ぶんだろう)で働いていた「オカマのマサコちゃん」が、特技のマジックでテレビに出て有名になったら何者かに殺されて、犯人を捜すというもの。探そうとするとものすごい妨害を受ける。運行してる市電を使ってのアクションシーンが一番の見所です。

でもなあ・・・。

北海道庁が道民の啓発のために作った映画なんでしょうか。

とても娯楽作とは言えないような、制作者側の意図を強く感じる映画でした。

そのくせツッコミどころが多すぎてなんだかモヤモヤします。

マサコちゃんがプライベートでは自分のことを「俺」って呼ぶ完全な男言葉で話すところとか・・・。

あの貴重なチケットをこの映画に使っちゃって動員数に入れられてしまうなんて、大後悔。

なんともいやな気持ちで帰路に就いたのでした。

3作目は見ない。