「裏窓」
ヒッチコック監督の作品で、
グレース・ケリーが出ている映画。
主人公は脚を骨折していて動けないカメラマン。
暑くてどこの家も窓が開けっ放しなので、
退屈している彼は一日中、
近所の家々をのぞき見して過ごしている。
スタイル抜群の若い女性が踊る姿や、
新婚で入居したばかりの若い夫婦のラブラブっぷり、
ピアノに向かう作曲家、などなど。
その気になれば家の中は丸見えだ。
ずっと近所の住人たちの様子を見ていた彼は、
病身の妻とセールスマンの夫の夫婦のうち、
妻の姿が消えたことに気づく。
激しい夫婦げんかの後、妻の病室のブラインドが下げられ、
深夜遅くに夫が3度も外出している。
これは夫が妻を殺害して、遺体をバラして
証拠隠滅しようとしているに違いない。
そう思った彼はますます目が離せなくなり、
双眼鏡や望遠レンズで夫の動向を監視し、
刑事をしている知人に報告するのだが、
殺害現場も見ておらず、確たる証拠もないので
まともに取り合ってもらえない。
確信を深める彼はついに、
恋人と、通いの看護婦と共に証拠をつかむべく行動に出ることに・・・
・・・というストーリー。
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これねえ。
ニヤニヤのぞき見して近所の人を監視してるのが
二枚目のアクティブな男性カメラマンと気品に満ちた美女だから
それなりに見えるけど、これがオタク風味で水太りした男の人とか
品の無いかんじで美しくない女性だったりしたら、
ものすごーく感じ悪いと思うんですよ。
美女ってすごいなあ。
「わらわは何をしようとも許される・・・それはわらわが美しいから」
って言ってたキャラがいたけど、
けっこう当たってるかもしれない。
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- メディア: DVD
私は観ながら、こんな仮説も成り立つんじゃないかと思った。
普段から仲の悪かった夫婦は、飼っていたペットの死をきっかけに
決定的に破局。ペットを花壇に埋め、妻は遠い実家に帰ることに。
夫との思い出の詰まったハンドバッグと結婚指輪は置いていき、
衣類は荷物にして送って貰うことにした。
そうしたら、暇なご近所さんがずっと見ていて怪しまれて、
証拠もないのに警察に通報され、勝手に郵便受けからハガキを持ち出され、
無記名の怪文書を入れられ、花壇は勝手に掘り返され、
あげくに留守の間に勝手に上がり込まれて妻の結婚指輪を盗まれる。
たまりかねた夫は、ついに相手の家に押しかけて言う。
「いったい何が望みなんだ!」
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まあそんなわけで、
すごく評価の高い有名な映画なんですけど、
私にはあまり合いませんでした。
残念。
でもグレース・ケリーはすごく綺麗でした。
真珠の使い方がポイントかなと思いました。