「山桜」
藤沢周平原作の正当派時代劇。
主人公の女性を田中麗奈、
山桜の枝を折って手渡してくれた武士を東山紀之が演じる。
雪解け水の流れる川や、里山に咲く山桜などの
日本の風景がとても美しい、静かな映画でした。
実家のお母さん役の檀ふみがすごーく雰囲気があって、さすがだなあと思いました。
嫁ぎ先のお姑さんの悪役かげんがまた思い切った陰険さでわかりやすく対比になって、
終盤に入ってくると、
(これ、きっとこの後、手塚様のお母様が出てくるはずだけど、いったい誰がやるんだろう・・・)
ってだんだん楽しみになってきました。
登場したお母様は、期待を裏切らない存在感。
このお母様の登場シーンのためにここまでの90分があるのですよね。
良かったです。