「お熱いのがお好き」
煮詰まってきたので、もう借りちゃってるけど電力不足だしどうしようかな、
と思って迷っていたDVDの視聴を決行。
見始めるまでは罪悪感もいっぱいだったのだけど、
映画が始まるとみるみるうちに引き込まれ、
すっかり非常時の不安と憂さを忘れさせてくれたのでした。
ビリー・ワイルダー監督でマリリン・モンローが出演している白黒映画のコメディです。
マリリン・モンローって、セクシーな女優さんだと聞いていたけど、
どっちかというと、セクシーなのは衣装であって、
素直でかわいらしくて親しみやすいかんじなんだなーと思いました。
まあそういう役柄なんでしょうけど。
楽団員の男2人が偶然ギャングの殺人現場を目撃してしまったために、
口封じのために追われることになった。
仕方なく女性ばかりの楽団に女装して紛れ込む。
団員は金髪の若い美人ばかり。
その中の1人と女性同士として親しくなったのだが、
男としておつきあいしたいあまりに変装して彼女の前に現れる・・・というお話。
映画を観ているほうにはウソをついてるのがバレバレなので、
観ていて恥ずかしくなるくらいに彼も彼女もウソをつきまくるのが
この映画の可笑しさのポイントなんでしょうね。
うわ~、すごいなあ(クスクス)ってかんじです。
あと、マリリン・モンローの歌うステージが見所。
音声は聞いたことがあったし、以前観た映画の中で
この曲をよく似た声で歌うという場面があったので、
「あー!これか~!」
と思いました。
すっごくキュートで、なおかつ衣装がちょっとエッチで、
なるほどスターになるわけだと思いました。
めでたしめでたしで終わるんだけど、
けどなあ。
主人公の男はロクなもんじゃないと思うなあ。
私だったら、あの口の大きい、海のように心の広い大富豪のおじさんの方がいいわ。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD