ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

自動車教習所

実はだいぶ前から教習所に通ってます。

私、普通自動車免許を持ってないんです。

なんで書かなかったかというと、いつ挫折するか分からないからです(笑)。

何年も前から、免許欲しいなあ、取っておけば良かったなあ、

でもこの年で免許って大変そうだよねえ・・・と思っていたわけですが、

今年の私は来年の私より1才若い、再来年の私より2才若い、

10年後になって(もっと前に、あと10才若い時に取っておけば良かった)

と思うかもしれない、先延ばしにしたら難易度が上がるだけだ、と思って。

あと、気を紛らわしたいことがあったっていう事も。

なんというか、考えたくないことを頭から追い出すには

新しい経験をするのが一番だと思うんですよね。

こういう時こそちょっと自分を追い込んで資格を取れば一石二鳥。

転んでもタダでは起きないぜ。

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最初はね、本当に楽しかったんですよ。

行くだけでウキウキ。

だって通うこと自体がまずは目標だったから。

学科だって実技だって、どちらも先生が懇切丁寧に、親身になって教えてくれる。

こんなこと社会人になってからついぞありませんよ。

実技なんてマンツーマンだもんね。

学科は原付の免許を取るときには本を買って独学したものだけど、

授業で丁寧に教えてもらえるって、なんて楽なんだろうと思った。

受け身でいいし、集中できるし。素晴らしい。

しかーし。

右左折と進路変更のあたりから暗雲が・・・。

仮免の検定はなんとか通ったものの、

路上に出てから怖いのなんのって。

ずっと家で手芸だのDVD鑑賞だのコミックスだのと

インドアな生活ばかりしてきた自分は動体視力が退化しているのか、

とにかく動きながらパッパッと見るのが超苦手になっていた。

ガッチガチになって運転しているせいもあって、1回乗ったらへろへろに。

一日一コマ乗るのが精一杯、それも一日おき。

やたらめったら目が疲れるので手芸も映画もお休みして、

ネットもなるべく時間を短縮するようにして、

自重自重の日々を送っておりました。

ああ、若いうちに取っておくんだった、と何度思ったことか。

(今も思ってるけど)

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年がいってから免許を取るとき、実技が大変だけど学科は大丈夫、

なんていう話を聞いたことがあるけど、そっちもそうでもなかった。

もう、全然アタマに入っていかないのよ。

原付免許の時も入らなくて困ったけど、

こっちは長期戦になってるから、一度覚えたことまで忘れていく。

2回3回入れても、どんどん忘れていく。

空走距離+制動距離=停止距離、

時速40㎞のときで22メートル、

時速50㎞のときで32メートル、

時速60㎞のときで44メートル・・・・・・。

口に出してぶつぶつやってると、あっという間に中三の娘が覚えて、

先回りして暗唱しやがる。くっそー。

彼女は脳細胞がピチピチだから一度で覚えられるのだ。

私の苦しむ様を見て、自分はけっこういけると思うらしい。

全面的に協力していたわってくれる。

私の方では、高校受験に比べたら自分の方がまだラクだ、

受かるまで何度でも受けられるから、と言ったら、

娘からは、こっちは志望校の難易度を下げるっていう手もあるし、

併願校っていうのもあるんだよ、と言われた。

それもそうか。

以前から「勉強しなさい」という言葉は絶対に使わない主義だけど、

今はもっと使えない。そっくりそのまま自分に返ってくるから。

進研ゼミなどについてくるステッカーや冊子の言葉は、

そっくりそのまま私に刺さってくるものばかりだ。

「never giveup」

「流した汗と涙が合格へつながる」

「一歩一歩進め」

などなど。

娘に、一枚ちょうだいって言ったらくれたのでファイルに貼った。