ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「素晴らしき哉、人生」

元題は「It's A Wonderful Life」。 すごく昔の白黒映画です。 アメリカの田舎で実家の生業を継いで、 地域に密着して誠実に仕事をしてきた男の物語。 ユーモアのセンスもあって人望厚い彼は、 本当はもっと広い世界で活躍したいのだけれど、 父の急死により儲けの薄い実家の事業を継ぐことになる。 メアリと結婚し、幸せな家庭を築くのだが、 彼を突然の窮地が襲う・・・・・といった内容なんだけど、 実に「古き良きアメリカ」とはこういうものなのだなあ、 と感心しました。 素晴らしい人生の見本がここにある、と思います。 セリフは気が利いてるし細かいところもちゃんとしてるし、 子供と観ても大人だけで観ても良い映画。 後々の映画に影響を与えていそうなシーンもあって、 一度は観なくちゃいけない映画だと思いました。
素晴らしき哉、人生! [DVD] FRT-075

素晴らしき哉、人生! [DVD] FRT-075

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD
しかもこの↑DVD、500円玉で買えちゃうんだよ。安っ) で。 その事業ってのが、住宅金融会社、つまり住宅ローンの貸し付けをする会社なのね。 収入の少ない人にも貸し付けてマイホームの夢をかなえる素晴らしい仕事で、 その会社のお陰で家を持てた人が大勢いて、地域の人たちから慕われているんだけど、 どうしても観ていてサブプライムローン問題が頭をよぎっちゃって・・・。 サブプライムローン問題が起きる前と後ではイメージが変わるなあ、 なんて、時代の変化を感じました。 あと、クレヨンしんちゃんもそうなんだけど、 なんの変哲もないお金持ちでもない庶民の家族のささやかな幸せ、 として語られるものが、けっこうハードル高いな、という感じ。 そりゃああんなに何人も子供が持てたら幸せだろうさ。 マイホームを手に入れて好きに改装するのって楽しいだろうな。 周囲には昔からの顔なじみがいっぱい住んでて・・・ ふう。 昔はそれが普通だったんですね。 私にもちょっと天使が降りてきて手助けしてくれないかなあ。 そんなすごい窮地に陥ってるわけじゃないんだけどさ。 でも自分がいなかった世界を見せられたら、 今よりうまく回っててさらに凹んだりしそうだなー。