ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「ボーン・スプレマシー」

マット・デイモン主演のボーンシリーズ第二作目。 きのうに引き続き、3作目をみるためのおさらいをしました。 かっちょいい~。 あまりの出来の良さに、はじめから2作目を作るつもりだったのかと 勘ぐってしまいますが、そうでもないんだよね?どうなんだろう。 しかも1作目とは監督が違う人なんだって。 ぜんぜんそんなかんじしない。
ちょっと話がそれるんだけど。 (ここで「つづきを読む」にして畳みたいんだけど、改行できなくなっちゃう。なんでかな?) ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 私の最初の就職先は都銀の支店だった。 ちょうどバブルの始まった頃で、定期預金の後方と窓口を主にやっていた。 今はどうだか知らないが、当時は社員旅行や親睦会などがマメにあった。 たぶんそういう機会に聞いたんだと思う。 銀行員は転勤が多い職業だ。男性職員は必ず2~3年で配置換えがあったように思う。 「大変ですね。」 と言った私に対して、外回り担当課の、一回りくらい年上の人がこんなことを言った。 転勤がありがたいこともあるんだよ。 誰でも、どうしても、このあたりには行きたくないな、という場所が地盤のなかに出来てくる。 このお客さんにこの商品はベストじゃないな、と思うんだけど、どうしても(その期間のノルマが)苦しくて、一件欲しいんだよ。それで説明不足のまま売ってしまった、とかね。 だました、ってわけじゃ・・・・・。でもお客さんはそう思うかもしれない、と思うと。ね。 まだ気づいてなくてニッコリ挨拶されるのも辛いし、詰め寄られるのもきついし。 それでついつい、その家の周辺には足が進まなくなっちゃうんだよ。 そんなような話だった。 就職するとき、銀行というのはどこにも後ろ暗いところのない立派な仕事だと思ってた。 お金は社会の潤滑油。社会のためになる堅い仕事でついでに給料が良い、と。 私が辞めたのはただ単に向いてなかったからだけど、 後にその銀行は地上げなどにも関わっていたことを知って、 (職業に貴賎は無いというけれど、後で良心の呵責にさいなまれるような仕事はしたくないなあ) と思った。 ジェイソン・ボーンはきっと、世のためアメリカのためと思って機関に入り、優秀だったために抜擢されて訓練されて、一作目の任務や2作目の任務を遂行したのだろうと思う。 だけどせっかくのエリートなのに、後で良心の呵責を感じて悪夢にうなされるような仕事内容だなんて、なんかもったいないよね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 追記。 3作目を見始めたら、ボーンはやりたくてこの仕事に入ったわけでは無いらしい・・・・?