ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

「容疑者 室井慎次」

暗そうで重そうで観るのどうしようかなって思ったんだけど、
見終わったかんじはサラッとしたかんじ。
社会派っぽい味付けをしてあるけどやっぱり娯楽作。

実際にはありえねーって思う場面がすごく多いけど
(なんでみんなあんなに暗い部屋で仕事してるんでしょうね?)
映画的にはまあ良しと思える。
でもこの世界に何ヶ月も居て撮影すんの、役者さん達は精神的に辛いだろうなー。
田中麗奈ちゃんなんて制作発表だかインタビューだかなんだかで泣いてたもんなー。

容疑者 室井慎次

容疑者 室井慎次


白いマフラーの女の子が初めてしゃべる場面がイイ。
ギョッとする。
ここまでの重さ暗さはみんなこの場面を生かすためかと思えるくらい。
見た目とか服装で自分を演出することについて考えてしまいましたよ。

この映画、面白かったんだけど、聞き取れない台詞が多くてちょっとね。
演出としてわざとだと思うんだけど
台詞の聞き取れない芝居は制作者の自己満足っぽくて好きじゃないなー。

役者さん達はみんな良かったですよ。
敵役の弁護士たちのイヤ~な感じも、
同僚のキャリアの人たちの格好良さも、
そして何より室井さんのビミョーな表情が。