ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

DVD/真珠の耳飾りの少女

真珠の耳飾りの少女」という映画をDVDで観た。

フェルメールの名画にまつわるお話。
この絵は日本では「青いターバンの少女」という名で紹介されています。

昔、
「マウリッツハイス王立美術展・レンブラントフェルメールとオランダ絵画の黄金時代」
という展覧会があって、この絵も日本にやってきたことがあります。
見に行って青いターバンの少女の絵はがきを買いました。

名画というとすごく大きなものが多かったけれど、その作品は
ぱっと手に持って持ち運べる大きさで、部屋にちょっと飾りたくなる雰囲気がありました。

あれはいったいどこでいつ開かれた展覧会だったっけ?
って気になってググってみたけど見つかりませんでした。
そのかわり、
「オランダの光」
という映画が出てきました。フェルメールの光についての扱い方などについての
映画のようです。ぜひみてみたいとも思うけど、学術的な内容なのかな?
そうなら分析して論じるよりも、この映画で体感した感触を大事に持ってる方がいいかな。

とにかく美しい映画でした。
これ、アカデミー賞
最優秀撮影賞と、最優秀デザイン賞と、最優秀美術賞に輝いて・・・
おっと失礼、ノミネートされた、なんですね?
てっきり受賞したんだと思った。いったいこの作品が何に負けたというのだ?

あの時代の絵画をそっくりそのまま実写で再現し、
絵の中に入り込んで、登場人物が動く。すごいです。
そして一場面一場面が飾っておきたくなるくらい美しい・・・。

そしてそれは、
ん、この場面は誰かが描いていたような?
だれのなんていう絵だっけ・・・どこが似てるんだっけ・・・あ~思い出せない~~
の連続。だれかこれの出典を解説してくれないかな。
と思ったらまだコメンタリー見てないや。
見なくちゃ。

素晴らしい映画です。
見終わってからよーく考えると、いくらでもつまらない映画に出来そうな筋書きかも。
よくあれだけ目の離せない映画に仕立てたなーと感心。
宣伝には、運命の相手だと気づく二人。許されぬ恋。って書いてあったけど、
そうかなあ。
芸術に対する同志的な感情の方が強いんじゃないかって感じたけどな。

奥さん役をやった人の他の作品も見てみたい。
監督・衣装・美術・脚本など、このスタッフの人たちに、
秘密の花園」を撮り直してもらいたい。

真珠の耳飾りの少女 通常版

真珠の耳飾りの少女 通常版