ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』

ディズニーの少年向け冒険活劇。
対象年齢は9才くらいか?

要するにカリブの海賊なわけですけど、
おもしろいアクションとか、服装とか、セットとかが楽しめました。
教育的配慮を優先して史実ではありえない設定になってるところもあるけど、
その点はいいと思います。

すごいですねー、お金かかってますねー。
これ一本で何回「隣のヒットマン」が撮れることか(笑)。
こういうお金のかかった映画はメイキング映像を見るのが楽しいですね。
本編をさっと見て、それからメイキング映像をじっくり見る、と。

帆船とか小道具とか、
みんなディズニーランドに持ってきて
再利用するといいのにね。
エキストラの衣装を着てみたいよ。

話の筋は・・・ストーリーがどうとかいう映画じゃないような・・・。
もっと早くウィルの血を金貨に垂らしておけば
不死身の相手と延々戦わなくていいし、
そもそも呪われた海賊側では呪いが解けて万々歳だし、
お互いに良かったのでは。

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち コレクターズ・エディション

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: DVD


非常に残念なのは、あれだけ妙齢の男性が沢山出る冒険活劇なのに、
カッコイイ!惚れるー!
って叫びたくなるような登場人物が一人もいないこと。

ウィロー」っていう映画では黒い馬に乗った人がすんごくかっこよかった。
冒険活劇は「カッコイイ!」が命。
一人でもああいう人がいればいいのだ。

ジョニーデップもオーランドブルームも、
役を離れた素顔の方が100倍魅力的。
あの魅力をこの映画の中でどうして生かせないのかね。

海賊たちもメイキング映像でリラックスしておどける姿がイイ雰囲気で、
あれを本編で撮れたらよかったのに。
いっそのこと、海賊の彼らにメイク無しの素顔であの格好をさせて
大筋だけ決めてアドリブばっかりでなるべく小さいカメラで撮った方が
魅力的な映像が撮れるのではないかと思ったりする。

まあなんだかんだ言っても。
ショーシャンクの空に」を見た後には
丁度良い濃さでした。