ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

杉浦日向子ってすごいじゃん。

杉浦日向子の「百日紅」という本を貸してもらった。

杉浦日向子って、NHKの番組のお江戸でござるくらいでしか
知らなかったんだけど、ものすごい才能の持ち主だったんですね。

早くに亡くなられたことが惜しまれます。

ジャンルとしては漫画・マンガ・コミック、になるんだろうけど、
どうもその語感にそぐわない作品です。

いやはや、すごい。濃い。
英語版とか出てるのかな。
日本の文化だって胸を張って輸出して自慢したい気分です。

そういえば昔から絵巻物ってあったもんね。
浮世絵とか昔の絵巻物の絵とか取り込んで、
近世にはやった怪奇ものを取り込んで、
近世の好色なんとかシリーズとか当世なんとか気質シリーズとかを取り込んで、
よーーーーく消化するとこんな作品になるんだろうか。

いやはや。
世の中には沢山味わうべき名品があるんだなあと思いました。
すばらしかったです。
凄かった、の方がしっくりくるかな。

文章ばかり書かれたものって、
小説、純文学、エッセイ、などなどいろんな呼び方があるじゃないですか。
マンガも、そろそろモノによって呼び方を変える時期が来てるんじゃないかと思ったりします。

少女漫画とか少年漫画とかジャンル分けはあるけど、
年齢や対象で分けるんじゃなくって、
なんていうか、軽い娯楽として楽しむものと、芸術性の高いもの、とか。

もっと私の知らない名作が世間には沢山あるんだろうなあ。

こんなすばらしい作品を紹介して貸してくれて、
ありがとう!!zunkoさん。