ぼちぼちおうち生活

浅く薄く移ろいゆく趣味と住居の覚え書き。

所持品を減らす2022

所持品の絞り込みは、断続的にではあるけれども続いている。ずっと。

辞令が出たらそこで終わりにせずに、引越を挟んでモノの絞り込みは続く。なぜなら転勤人生はその後も続くから。もうこれでいいや、と思えばそこで終わりになるのだけれど、2022年4月に住み始めたこの瀬戸内の家は、一見これまでと同じような間取りなのにサイズが小さい。同じ四畳半に同じ家具を並べているのに扉が閉まらない。なぜだ。

かくして(もうちょっとモノが少なければ、もうちょっとお洒落に住めるのに)(あとひとつ家具が減れば、それだけ引越が楽になるに違いない)という気持ちと、一緒に過ごしてきたモノへの愛着とのせめぎ合いになる。

 

これでもっと私のおなかが丈夫で、食べ歩きが趣味とかだったら、モノは増えないし、もっと暮らしやすいし楽しいのにな、と思う。まあご当地の産直売り場でご当地食材を買って調理する楽しみはあるけど。インドアな趣味は手芸にしても読書にしても、モノと経験が直結しているからなかなか難しい。道具を手放すことがその趣味を止めることと同義だったりするから。

 

夏には良いかんじの大型スーパーによく涼みに行ったために、夏の服がうまいこと揃った。入れ替えて装備品をきちんと整えるのはとても気持ち良く暮らせる。

夏の服を整備したように、他の所持品もできると良いのだけれど。

 

 

 

 

 

2022/06/07 近況

4月1日付で転勤した。

今回の内示もなかなかのギリギリっぷりでバタバタだったけど、なんとか無事に終えることができた。続けてきた捨て活でだいぶ荷物が減って(まだ多いけれども)、これが元の量だったらもっと大変だっただろうと思う。

 

これを書いている今は引越しから2ヶ月程だけど、まあまあ落ち着いてきた。前回の引越しは改修工事とコロナ禍のダブルパンチで、ドリル音が響く建物の中でステイホームという拷問だったけれど、今回はそのようなこともなく、休憩が取れるから作業も早い。

 

ちなみに今回の家はこれまでで最も築年数が古い。最初の印象は「廃屋かな?」だった。

点かない台所の明かりや溶けたコンセントを取り替えてもらい、煮締めたような色になっていた襖を張り替えに出し、シングルだったカーテンレール(レースのカーテンが付けられない)をダブルにリフォームし、今はだいぶ普通になった。

 

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今回ラッキーだったのは、内示から日が無かったにも関わらず奇跡的に良い日程で引越し業者を押さえることができたこと。

そしてそのおかげで、娘に手伝いに来てもらえたこと。何もかも知り尽くした最強の助っ人である。

 

移動は空路にせず、時間に融通がききやすい新幹線にした。久しぶりに乗る新幹線はお天気もあいまってとても良かった。今年は桜が全然見られない…と残念に思っていたところ、ちょうどその新幹線の車窓から各地の桜が見えて、とても良い旅行になった。

 

人は親切で気候は穏やかで野菜が安い。今回の場所はとても気に入っている。

夜中のバイクはうるさいけれど、それ以外はおおむね良いところ。

今日もトンビの声が聞こえる。